2010-10-08

コウチ・トサ・ユスハラ 02


町民センターでレクチャーを受けたあと
あの檮原へ「脱藩のみち」を「LCCM住宅」へ視察とむかった
LCCMとは
「ライフ・サイクル・カーボン・マイナス」
の頭文字をとった略称で
「LCCM住宅」
とは
「住宅建築のライフサイクル」
における
建設→居住→改修→解体
過程で発生する
「二酸化炭素排出量を削減」
する住宅のことだ

「LCCM住宅」は
研究開発事業として
(委員長:村上周三氏)
を発足し
平成21年4月より
研究・開発が進められてきていたようだ

このたび
高知県檮原町
「日本初・LCCM住宅モデルハウス」
が完成し「公開」するということで
さっそく
その目で確認してきたのだ

高知県檮原町といえば
あの
「徳川幕府による藩制政治」から日本を変えようとした
坂本龍馬(※)
土佐藩を脱藩したあの地でもある
(※)坂本龍馬に関するサイトはかなり多いがここでのリンクはかなり「個人的」好みが入っていることをご了承願いたい(笑)。

そして現在の梼原でも
地球温暖化が叫ばれるなか
環境モデル都市」としての実践として
『森の資源が循環するよう「公民恊働の生物にやさしい低炭素まちづくり」』
を取り組んでこられた

このような経緯のなか
前記委員会と連携し
モデルハウスが
完成したのだ

今回のモデルハウスをつくるうえで
LCCM住宅研究会開発委員会
LCCO2部会長として
開発に携わってこられた
などの
解説もあわせながらの
とても充実した視察となったのだ

建物の東側には「イスノキ」(「ユスハラ」の語源ともなっている)

植栽されている
(参考)

(追記)
太陽光発電搭載
OMソーラーもある
ペレットストーブを補助暖房装置としても計画されている
建築本体工事費は約2200万だ
この住宅は「宿泊体験」も可能である
現在
「温湿度の測定」
「風向計」の設置
など
室内外環境の数値を24時間測定し
その
建築環境性能を実測値として記録していくこと
あわせて行われている
檮原町環境政策課の方が乗っていらっしゃる「電気自動車」
環境配慮に徹底している
因みに車両本体価格は400万円くらいだそうだ
また
今回視察した「LCCM住宅」は小学校の跡地を
利用してつくられている
生徒数の減少による「統廃合」で小学校校舎はもうそこにはない
敷地の一角にはいまもなお
小学校であったころの
面影を残す歴代校長先生の名前が記された
石碑
がたっていた
また
だれも使わなくなった体育館(講堂?)は
コドモたちの元気な声が聞こえなくなったいまも
ひっそりとたっていた
そして
「昭和三年十一月」と刻まれた「時計塔」がいまも
その時を刻んでいる

(参考)