2010-08-17

グジョウハチマン

渡部一二氏の新刊(写真右側)
が発刊された
東京で勤めていた
建築事務所に
非常勤の
ようなかたちで
籍をおかれていらっしゃり
何度かお目にかかったことがあった

「水縁空間」について
ながきにわたり
研究・調査をされており
それを
建築といかに融合させていくのか
ということを
常に
考えていらっしゃった
魅力的な方であったと記憶している

先に出版されていた
住まい学体系55 水縁空間 郡上八幡からのレポート(写真左側)

すでに拝読させていただいていたが
その最新刊

それらを
総纏めされた
集大成版
ともいえる仕上がりとなっている
その内容たるは
37年間におよぶ
「郡上八幡でのフィールドワーク」
による
「水浄化のしくみ、水と人のつきあいかた、水縁空間の継承・保全・活用」
など
水を活用した「まちづくりのヒント」が
スケッチとともに描かれている
まさに
「後世へその経験と教訓」

伝え残しゆく「一書」となっていた


(目次)


1章 水利用の知恵を保つ町

2章 八幡町域の地形構成と水空間

3章 水の恵みを生み出す「水利用形態」

4章 「水の町」再生に向けた提案、イベント、計画へ

5章 「水の力」を活用する「ポケットパーク」づくり

6章 「水の恵みを受けるまちづくり」の課題
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(参考)
郡上八幡観光協会
郡上八幡の水縁空間

東京・武蔵野の要となっている用水路
玉川上水についても調査・研究をされておられる