2011-09-07

ヤマグチジュウタクフェア2011

この週末、おもしろい「てい案」をします
現代町家「長州現代町家」に取組みはじめてから
はやいもので「2年」が経過しました

みなさまのおかげで山口県には
「5棟」
現代町家が誕生し、現在6棟目が工事中です

そのようななかで、あの未曾有の「3・11」大震災がおこり
そして
原子力発電所の爆発事故
相次いでの厄災がふりかかり
いままで聞かされ続けてきた「安全神話」は根底から
崩壊しました

そして
震災・原発事故から「5ヶ月」を迎えた今夏
私たちは「電力抑制」という暮らしを強いられるようになったのです

ただでさえ、亜熱帯地方にいるような
「うだる暑さ」へと気候変動(変化)してきている、このときに「電力抑制」という
号令一下によって、場合によっては「生命の危険」も感ずる
そのような状態へと陥ってしまったのです

「スイッチON、でやってきた日射遮蔽のない室内環境は電力抑制とともに
灼熱地獄へと陥ってしまいます」
ある識者の方はいいます

まさに、そうおもうのです
いままでの建築や住宅は「断熱」や「省エネ」など
「冬のこと」のみを考えられてつくられてきました

日射 遮蔽 ..... 季節の太陽高度をしる(木の蔭)
通風 かんき ..... 季節の卓越方向をしる(季節風)
放射 冷却 ..... 季節の温度変化をしる(朝と夜)
蒸散 作用 ..... 夏期の放熱処理をしる(打ち水)
着衣 調整 ..... 季節の着衣量種をしる(衣替え)

など
昔の日本人は季節に順応した「すまいのつくり」と「暮らし方」
を知っていました

今回の提案は「夏のこと」も考えられたものとなっていて
「電力抑制下の日本でどんなすまいをつくればいいのか」
「その方向と建築手法」を明らかにして、すまい手と一緒に考えつくっていく
ものとして考えられています

『 まず建築でやれることをやろう 』
そして
スマートハウスでもなくエコハウスでもない
『 コンセプトハウス 』
なのです

山口県で現代町家とコンセプトハウスの
設計・施工・普及
をするのは

(参考)
2011 やまぐち住宅フェア

町の工務店は「28ブース」に出展しています

※文字変換の動作不良で一部読みにくい箇所があることをお詫び申し上げます。