2007年3月20日 初版発行の本です
いろいろ勉強しています
癌研有明病院が行う「緩和ケア」から
日本における終末期がん医療に対する取組み
WHO(世界保健機関)の緩和ケアについての考え方
アメリカテキサス大学付属MDのエデュアルド・ブルエラ緩和ケア科部長が語る
日本の緩和ケアにおける技術と課題
など
様々な「現実」とこれからの「緩和ケア」そして「患者の側に立つ医療」
というものが
克明に書かれています
病状の進行を抑えることができたり
あるいは治療が進む
ということが
いちばんの「のぞみ」ではあるのですが
終末期を迎えた患者本人・家族が求められているもの
それは
「心のケア」
なのかもしれません
(目次)
はじめに
第1章 緩和ケアとは
1
緩和ケアに対する誤解
2
老舗の「がん専門病院」
第2章 緩和ケア病棟の日常
1
緩和ケア病棟の一日
2
納得のいく治療を受ける満足感_久保和子さん(五〇歳)
3
入退棟検討会
4
ホスピスなら紹介すると言われて_武田澄代さん(五七歳)
5
がん専門病院から退院を迫られて_花田伸子さん(六〇歳)
第3章 がんの痛みをとる
1
「あと一ヶ月早く来ていたら」_高橋佑子さん(五八歳)
2
がんは痛いのか
3
治療する気力を取り戻す_痛みのとれた高橋さん
第4章 早期からの緩和ケア
1
早期の関わりで海外旅行も_矢橋雅之さん(六八歳)
2
増える抗がん剤の選択肢
3
医師への不信感を超えて_上野孝さん(四〇代)
4
緩和ケア外来
第5章 進化する緩和ケアの技術
1
めざましい技術革新
2
「希望を生みだす」医療を受けて_野田綾子さん(五〇代)
第6章 抗がん剤治療から緩和ケアへ
1
再発・進行がんと向き合う王道
2
抗がん剤治療と緩和ケアの間の壁
3
転院に伴う苦痛
第7章 安心して自宅の戻れる緩和ケア
1
在宅医療の体験_太田透さん(七二歳)
2
在宅医療を広げるためには
第8章 緩和ケアの今後
1
がん緩和ケアの第一人者に聞く
2
これからの緩和ケア
おわりに
主な参考文献
(参考)