2011-08-11

ゲンパツノヤミヲアバク

これは「人災」だ
あの広瀬隆氏の最新刊
原発の闇を暴く」(集英社新書)2011.07.20初版
です

作家:広瀬隆氏とルポライター:明石昇二郎氏の対談形式で
その「闇」を実名で暴いていくものだ

明石氏は本書を「おそろしい本」と称しています。
誰にとって「おそろしい」のか?
それは「電力会社」であり「御用学者」であることは
いうまでもありません

明石昇二郎氏は本書の今後の扱いを以下のように記しています

『本書は刑事告発の際、告発状とともに提出する「証拠」の一つ
となるだろう
版元から見本が到着次第、東京地検特捜部の直告班あるいは警視庁のいずれかに
直ちに提出する予定だ』

いま「送電線の国有化」から「再生可能エネルギー」の普及へ
懸命な日本国民による運動が高まっています

「地震大国日本」に「原子力発電」などというものが安全に存在する場所は
「ない」
ことを知って
いち早い手を打つときが
「いま」
行動を起こすべきです

(目次)

まえがき

第一章
◇今ここにある危機◇
命より電気のほうが大事なのか
本当にこわいことはメディアに出ない
汚染水は東電の本社に保管させろ
子供たちが被曝している
「半減期」という言葉にだまされるな
「原発震災」は今後も必ず起こる

第二章
◇原発事故の責任者たちを糾弾する◇
安全デマを振りまいた御用学者たち
原子力マフィアによる政官産学のシンジケート構造
原子力マフィアの実権を握る東大学閥
放射能は「お百姓の泥と同じ」
報道番組を牛耳る電通連
保安院はなぜ「不安院」なのか
”デタラメ”委員長の「想定外」
「深く陳謝」するなら五四基の原発を止めよ
「最終処分」という恐怖の国策
「被曝しても大丈夫」を連呼した学者たち
政府発表の「チェルノブイリとの比較」
「放射能安全論」の源流
耐震基準をねじ曲げた”活断層カッター”

第三章
◇私たちが知るべきこと、考えるべきこと◇
監視の眼を怠るな
原発がなくても停電はしない
独立系発電事業者だけでも電気は足りる
発送電の事業を分離せよ
電力自由化で確実に電気料金は安くなる
ガス台頭で原発はますます御用済みに
無意味な自然エネルギー神話
福島について、真剣に考えるべきこと
日本から原子炉を廃絶するために

あとがきにかえて