住宅耐震化率全国79%
国土交通省は21日付で
2008年時点での全国住宅耐震化率
を
発表しています
(総務省2008年住宅・土地統計調査データによる推計)
「震度6強」程度の地震による倒壊のおそれ
の
ない住宅の割合は全国平均で8割以下
耐震化率の
最も低い都道府県は「島根県65%」
最も高いのは「東京都87%」ついで「大阪府83%」
耐震化が遅れているのは島根県に続き
「秋田県66%」「岩手県67%」「福井・富山県68%」
また耐震化率を公表していない22都道府県もあるようで
これにより全国平均はさらに下回ることも予想されます
国土交通省は2020年までに
住宅耐震化率を「95%」まで引き上げる目標を
掲げていて
2010年度補正予算では
自治体を通じて耐震改修費用を
一戸あたり30万円助成する制度を導入しています
大畠章宏国交相は
「関係省庁と連携をとって(耐震化率を)引き上げ
国民が安心して生活ができる環境をつくりたい」
と
21日の記者会見で述べたということです
少しずつですが
「(木造)住宅の耐震化」への取組がすすみ始めています
しかし
地方では
「核家族化」
「高齢化社会の深刻化」
「空家住宅の増加」
「(構造)技術者の不足」
「(耐震)改修費用の捻出(借入)」
など
さまざまな「ハードル」があって
これらを
どう解決していくか
が
住宅耐震化とあわせて考えていかなければならない
とても重要なことであると思っています
(参考)
※あすからは「建築家」が取り組む「住宅耐震化」の例を少しずつご紹介します