2010-07-13

ケンチクザッシ02

注文していた
「建築雑誌6月号」が届いた

建築家秋山東一氏と千葉大学法経学部教授広井良典
「時間の消費」
という対談が読みたいとおもったからだ
この対談で
土地と建物の「消費」ということについて、
「つくるものが未完成であれば長持ちするのではないかと思っているのです。
一度つくったものをバラバラにしてすてるのではなく、それにつけ加えたり
外したりできるようなレゴ・シティ(ストック)です」と、秋山さんがのべられ、
「需要と供給」ということについては、
「いままで高度成長の時代は、人手不足で自然資源はいくらでもあった
ので、できるだけ少ない人手でたくさん生産するという労働生産が重要
でした(中略)いまは人手が余り慢性的な失業が生じていて、足りない
のは自然資源です。(中略)自然資源はできるだけ使わないで生産性
の概念を変えていく方向に誘導するような政策をやっていくことが必要です」
と広井さんがこたえられていた
まったく、そのとおりだとおもった
現在住宅という環境をとりまく、いろいろな制度や政策はあるけれども
自分で「考え・つくって」いくということは少なくなってきているようにおもう
しかしながらそういったところがじつは、「住まい手」にとっても
いちばん大切なところなのではないか、とあらためて考えさせられた