3.11震災と建築家
新建築社から発刊されている「JA季刊」シリーズ
JA84では
あの東日本大震災に、建築家がどう向き合っていったか?
が
総括されています
阪神淡路大震災の被災地活動を体験していた
建築家
坂 茂・・・宮城県女川町に貨物コンテナを積んだ仮設住宅を建設
齋藤 正・・・・・・・・被災各地に仮設風呂「ZENKON湯」を建設
まさに
過去の災害史に学んだといえる行動はニュース等でも報道があったことは
私たちの記憶に留まっています
そして
いま現在ふたつのネットワークが被災地を復興させるための活動をおこしています
それは
《アーキエイド》
東北の建築教育関係者(阿部仁史・塚本由晴ほか)を含む1970年代生まれの建築家による組織
《帰心の会》
伊東豊雄、山本理顕、内藤廣、隈研吾、妹島和世という1940~50年代生まれの世界的建築家
5人が結成したもの
であります
アーキエイドは、牡鹿(おしか)半島でのワークショップ
帰心の会では、建築家の我欲を捨てた原始の小屋に回帰するかのような「みんなの家」
が
提案され、実現に向け進められています
2011.3.11 14:46
Magnitude 9.0
牡鹿半島東南東130㎞付近 深さ24㎞
を
震源とする未曾有の大震災が発生
そのときから
11月23日までのあいだ
建築が被災地で果たせる役割を
「タイムライン」
という
ひとつの流れに沿った
写真で
いかに進められてきたのかがわかるものとなっています
(特集記事部分 目次)
3.11からの建築家の動き
五十嵐太郎
タイムライン ― 東日本大震災以降の建築家たちの活動
制作:宮城大学中田千彦研究室
竹の会所―復興の方舟―
滋賀県立大学陶器浩一研究室、高橋工業
女川町仮設住宅
ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク
坂 茂
アーク・ノヴァ
ルツェルン音楽祭、KAJIMOTO、磯崎新、アニッシュ・カプーア、豊田恭久、デビット・ステープルズ
【復興への提言】
閖上(ゆりあげ)ルネサンス計画
閖上復興:まちづくりを考える会、今野義正、針生承一、柳澤陽子
釜石復興計画への提案
伊東豊雄建築設計事務所
高台プロジェクト
青木淳、中田千彦、中木亨、西澤徹夫、大石雅之、赤坂惟史、家村珠代
オープン・プラットフォームとしての石巻旧市街再生
石巻2.0
建築家による復興支援ネットワーク「アーキエイド」
福屋粧子
鮎川浜復興プロジェクト試案
小嶋一浩+大西麻貴/Y-GSA小嶋スタジオ
谷川浜復興プロジェクト試案
東京工業大学塚本研究室