いま消費電力量を抑えるしくみが実用化されようとしています
『 HEMS(ヘムス) 』
正式には
Home Energy Management System
(ホームエネルギーマネジメントシステム)
と表記され
「センサー」や「IT(Information Technology (情報技術))」
の
技術を活用して住宅で(消費する)エネルギーを管理する
(省エネ)システムのことをいいます
同義語に「BEMS」(Building Energy Management Systems)
というものもありますが
こちらは業務(ビル)用のエネルギーを管理するものとなっています
「HEMS」を取り入れることによって
実現できることは「表示(見える)」と「制御」ということです
どれだけのエネルギーが
「いつ」「どこ」で「何」に使われているのか?
が
(住まいの中で)生活しながらわかるようになって日常使われている家電製品などを
「一括」して「見える化」したものを「コントロール」したり
エネルギー使用量を「最適化」できるようになるのです
エネルギー使用量を「最適化」できるようになるのです
その家電製品のなかでも
「情報家電」
と呼ばれているものが最近、目につくようになりました
これは
センサーやマイコンなどにより「省エネ機能」を搭載し
「デジタル(またはネットワーク)化」されたもののことですが
具体的には
『 消費した電力をデータ化(収集)して
「(利用状態の)レポート」を作成したり省エネのための「アドバイス」をおこなってくれるもの 』
<表示>
や
『 人の動きを感じて電源が「ON/OFF」になるもの(テレビなど)や
生活のパターンを学習して消費電力を自動的に最適化するもの(冷蔵庫など) 』
<制御>
などを行ってくれるもので大変便利なものとなりました
HEMSはこれらの「家電製品」や「エネルギーを消費するもの(電灯・給湯・空調など)」
を
住宅全体として管理して「表示」「制御」しようというものです
このしくみ(取組み)「HEMS」を導入することによって
『 夏場における電力消費の要因(生活パターン) 』
などがわかるようになり
省エネに配慮しなければならないポイントが住まい手にとって
わかり易くなる(見えるようになる)のです
わかり易くなる(見えるようになる)のです
ただ課題となっていることはシステムに関る「コスト」。
現在、民間企業による「開発・商品化」がはじまっているところもあって
こうした取組みが社会全体の「流れ」にかわっていけば
前記した「情報家電」のように実現・普及していく動きにもなるのではと思うのです
(参考)