2012-06-19

Pen with New Attitude 7/1 2012 No.516

繰り返し押し寄せる台風と「抗(あらが)い」続ける『シマ』
6/15発売の「Pen」 516号・特集は『沖縄のカタチ』

沖縄には
2度ほど訪島したことがあります
一度は「シゴト」で、もう一度は「旅行」
いずれも季節は、今ごろであったと記憶しています
あの「那覇空港」へ着陸したと同時に押し寄せる「蒸暑の壁」は
南国に来たんだな、という気持ちにさせられます


本号の特集記事はその沖縄にスポットをあてて
「衣・食・住・人・言語」などについて
多数の鮮やかな写真とともにその「空気感」を伝えています
なかでも
『南国の風土が育んだ、住まいのデザイン』
という「章」は
同じ日本列島でありながらも「亜熱帯」な気候のなかで、その環境下に住む沖縄の人々が
いかに「居心地よく、そしてよりながく暮らせることができるか?」を考えて
創ってきたことを、よく纏めています
「縁側」「石垣」「屏風(ヒンプン)」「雨端(アマハジ)」「花ブロック」「コンクリート」
など
まさに気候帯と建築とが渾然一体となったそのすまいは
として
60数年が経過したいまも、すまい続けられているのです

いま私たちは「ナカ」と「ソト」を別々に考えた暮らし
(すまいを考える時「建物と外溝を別に考え」たり、
室内の温湿度調整を「換気や空調(エアコン)」に頼るもの)
をつくっていないでしょうか?

沖縄という自然のなかでそれらと、うまく「付き合う」暮らしとすまい
先人の『カタチ(教え)』に学びたいものです

(目次)


(参考)