GOETHE 2012_MAY の総力特集(全57ページ)は
建築家・安藤忠雄さんだ
個人住宅という建築を依頼される場合に
「夢のある人と出会いたい」
という
安藤忠雄さん
いまでは世界での仕事も多くなり、多忙を極められている安藤さんの
仕事への姿勢と人との関わり合い
などが
豊富な写真と文で紹介されています
生まれ変わっても「建築家」になりたい、といいます
本特集の巻末に
安藤忠雄さんご本人の「直筆」により
現在の日本に対する強いメーッセージがご自身のポートレイトとともに描かれています
ここにその文をご紹介させていただきます
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日本の社会は今、危機的状況にある
しかし 多くの日本人は、そのことから目を
背けている。
世界の動きの中心が、欧米からアジアに
移り変わろうとしているときに、日本は
完全に出遅れた。
長引く経済不況と政治の低迷、そして
追い打ちをかけるように起こった震災。
暗いニュースが続く中で、国民は心を
閉ざしてしまった。
今の日本では、若者から高齢者まで、まるで
江戸時代のように、みな「鎖国」して
いる状態だ。だれも外を見ようとしていない。
そろそろ 私たちは、心を「開国」して
一歩踏み出す勇気を持つべきだ。
今立ち上がらなければ、日本はこのまま沈んでしまう。
日々の仕事を通しても、目先の利益ばかりを
求めるのではなく、遠い未来を見据えて、
次代を担う子どもたちに胸を張って話して
いける、希望ある社会を築くことを
心掛けていかなければならない。
安藤忠雄
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「GOETHE」は、幻冬舎の月刊雑誌です
(参考)
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