本書は
日本経済新聞朝刊2011年3月1日~31日に掲載された
記事に加筆され
単行本化されたものです
本文を読んでいくと
若い事務所所員への「期待と希望」をもって闘われている
ことがわかるものがあります
ことがわかるものがあります
これは
安藤忠雄さんご自身が経験されて(生きて)きたそのままを
次代の安藤イズムを担う若手の育成へと
筋道をつけていっているように
思うのです
思うのです
ここに
その「一文」を紹介させていただきます
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現在のどん底の日本社会再生のカギは、子供たちの野性をいかにして
取り戻せるかにかかっているだろう
必要なのは、甘えた「ゆとり」などというものではない
不安と隣合わせの、本当の意味での自由な時間と場所を与えることだ
私の事務所では入ったばかりの若いスッタフでも
海外出張に行かせて「一人で全部やってみろ」と突き放す
緊張感に包まれた中での外国での様々な体験が
社会を生きていく上で大きな糧となり
その人間を強くするからだ
(「米大学で教鞭.....授業がまさに国際交流」の章から引用)
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(目次)
現在のどん底の日本社会再生のカギは、子供たちの野性をいかにして
取り戻せるかにかかっているだろう
必要なのは、甘えた「ゆとり」などというものではない
不安と隣合わせの、本当の意味での自由な時間と場所を与えることだ
私の事務所では入ったばかりの若いスッタフでも
海外出張に行かせて「一人で全部やってみろ」と突き放す
緊張感に包まれた中での外国での様々な体験が
社会を生きていく上で大きな糧となり
その人間を強くするからだ
(「米大学で教鞭.....授業がまさに国際交流」の章から引用)
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(目次)
はじめに
建築家の仕事.....独学でつかんだ天職
母の生家へ養子.....厳しくも優しい祖母
予期せぬこと.....初めての大病におろおろ
中学校の先生.....「数学は美しい」と熱血指導
ボクシング.....弟を追ってプロデビュー
大学進学希望.....家計と学力の問題で断念
建築行脚.....丹下作品に感動しきり
芸術的感性.....若手が集まり互いに刺激
家族.....仕事上も妻と支え合い
目標を果たす覚悟.....専門書片手に昼ごはん
旅行.....7ヶ月ひとりでヨーロッパへ
大阪.....強い思い放っておかぬ街
1960年代の出会い.....文化の先鋭たちが躍動
事務所のルール.....仕事道具は自分持ち
アトリエ.....買い取らされた家を増築
住吉の長屋.....外部は窓なし、中庭から光
光の教会.....予算の壁を絆で超える
神戸市北野.....開発を見直す機運育む
芸術家の同志.....美を死の直前まで追求
海外での個展.....展覧会MOMA/ポンピドー
佐治敬三さん.....自由で豪胆な経営者
直島.....感性を磨く芸術の島に
阪神・淡路大震災.....復興へ心ひとつに
米大学で教鞭.....授業がまさに国際交流
東大教授に就任.....頑張り屋の学生ばかり
連戦連敗.....しつこく挑戦、次の糧に
たくましい女性たち 1.....こどもの可能性引き出す空間
たくましい女性たち 2.....アートのための空間
セビリア万博.....チームの力
瀬戸内.....美しい風景復活へ植樹
表参道ヒルズ.....「心の風景」残した建物に
東京オリンピック/海の森.....ゴミの山を緑の森に
桜を植樹.....市民の手で元気な街に
東日本大震災.....今こそ日本が一丸に
日本.....人間性育む教育に未来
追伸 桃・柿育英会の取り組みを通して
代表作品
(参考)
日本経済新聞出版社