あすから九州方面への旅路に行って参ります
2009年より取組をはじめた
「長州現代町家Ⅰ」
を
見ていただいた
と
いっきに駆け抜ける「建築ツアー」
が
昨年、敢行されました
今回は
その「九州版」ともいうべきもの
九州2件の
新しい
現代町家を見に行きます
また
秀逸な2社
である
地域工務店の「シゴト」をじっくりと勉強して参ります
いろいろまわって
山口にもどるのは16日深夜となる予定です
深・進化する現代町家「びおハウス」プロジェクト
住まい手と地域の工務店が一緒につくる
この「建築」はいま
ひとつの
ムーブメント(運動)
と
なりつつあります
『 私たちは無知によって道に迷うことはない。自分が知っていると思うことによって迷うのである 』
学ばずは卑し。
(参考)
(追記)
連載「ここに工務店あり! ― 建築工房 悠山想/宮本繁雄」
という
連載・特集記事が掲載されています
3つのお仕事
「久山の家」 「野中町の家」 「藤山の家」
と
「棟梁を志す設計者が抱く“普通”である自負」
という記事が
文:平山友子さん、写真:垂見孔士さん
で
紹介されています
『悠山想』という名前は
中国魏晋南北朝時代、東晋末から南朝宋の文学者
から
よったものであるといいます
(このあたりは、また詳しく伺ってみたいような.....。)
建築工房 悠山想の宮本繁雄さん(主宰)は
元々設計事務所での
お仕事に
従事されてこられた方であります
その後
工務店を共同経営
会社規模の拡大に伴って公共建築等も、手がけるようになっていきましたが
「自分の思う住宅を実現させたい」
と
『建築工房 悠山想』
を
立ち上げられた、ということです
宮本さんが
「設計から施工」まで手がけることを自らの理想とする理由(わけ)に
「住宅を評価する基準を、100年持つかどうか」
に置いて
そのためには
「構造が健全であること」
「メンテナンスがしやすいこと」
「住まい手の生活の変化に対応した機能の融通性があること」
という
「条件が揃っている必要性がある」
ことが必要だ、といいます
宮本さんが設計する家は、「軸組」でもたせる、日本古来より用いてきた
「伝統的な構法」
で
つくられます
「通し貫」「曲がり梁」「8寸角の通し柱」
など
見るものにその木組みの「力強さ」を感じさせ、圧倒してくるのです
また
こうした「伝統的な構法」は平面的に、「田の字」を形成していて
将来的な生活の変化にも対応しやすい
ともいいます
宮本さんは
「大工は基本的に鉛直の荷重に関しては考えるんです
だけど
とにかくがっちり組めば大丈夫とか
総持ちだとか、地震など横からの力に関してはあまり考えない
それをきちんと考えることが今の時代には必要だと思います
伝統は同じことを繰り返すことではありません
つくり手には発展させていく責任があるのです
職人は、柔軟な思考で謙虚に学ぶ姿勢が大事です」
と。
自称「アーキテクト・ビルダー」という宮本さん
そして
設計力に
満々たるエネルギーを感じさせる
悠山想・宮本繁雄さん
に
お会いできる日も
そう遠くは、なくなってきました